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サンドリア王国 (The Kingdom of San d'Oria)[]
- デスティン (Destin)
- フルネームは「デスティン・R・ドラギーユ(Destin R d'Oraguille)」。
- サンドリア王室ドラギーユ家の当主にして、サンドリア王国の26代国家元首。白髭と白髪のエルヴァーン。ひいてはエルヴァーンという種族の象徴的存在。
- 専制国家の君主でありながら、国家の礎は国民にあるという信念の元、国家国民のために老体に鞭打ち政治に勤める名君。冒険者に対しても威厳を保ちつつ、それでいて決して見下さない態度で接してくる。家族構成は王妃ローテ(故人)、長男トリオン、次男ピエージェ、長女クレーディ。
- トリオン王子とピエージェ王子の後継者問題については、彼にとって最も頭の痛い問題の一つとなっている。
- 今の姿から想像するのは難しいが、若い頃はコンフリクトの選手で、本人曰く「勝つことばかり考えておった」そうで、そうとうに執心だったと思われる。
- また、王太子時代に1度、王位についてから1度、計2度暗殺されかかっている。王太子時代の時(天晶暦851年)には父王が落命し、デスティン自身は負傷しつつも辛うじて難を逃れたため、その父王の不自然な死を慮って自ら「暫定王」と称していた。この嫌疑が晴れたのは、7年後の天晶暦858年9月のことで、国王暗殺計画が露見したことにより、真相が解明されたからである。
- これにより、同年11月に盛大な戴冠式がサンドリア大聖堂で行われ、時の教皇により正式に鷲獅子(グリフィン)冠を授かる。正式な即位はこの時である。この事件から察するに、40年前に龍王ランペールによって二王時代が終結されたとはいえ、まだ東王派の残党が暗躍していたのではないか、内乱の傷が癒えてないのではないかと思わせる出来事である[1]。
- トリオン (Trion)
- 現サンドリア国王デスティンの長男。頭より先に体が動くエルヴァーンの24歳。
- サンドリア王国の王位継承権第1位の王太子。弟にピエージェ王子、妹にクレーディ王女がいる。
- 外征を主任務とする王立騎士団を自らも陣頭に立って指揮するなど、サンドリア歴代の王と同じく勇猛な王子である。神殿騎士団を率いる弟のピエージェ王子とは諍いが絶えないが、これにはピエージェ王子が、策略家、慎重派と、性格が正反対なためもあるかも知れない。
- 王立騎士団の陣頭に立ち、自ら前線で指揮を取る勇猛なる王子。剣の腕前も王国で一、二を争う程で、自国の剣術大会にて準優勝している[2]。
- かつては、剣術大会で現在の神殿騎士団長であるクリルラと共に剣を学んでいたが、手合わせした際に折れたトリオンの剣がクリルラの片目に刺さり失明させてしまい、それ以来クリルラとは距離を置いている[3]。
- その反面、文書や踊りなど学問的、社交的なものは苦手としており、その文章はなかなかの達筆ぶりで、ハルヴァー宰相には「キャリオンワームのダンスのような文字で、解読に数日はかかる」と評されている。[4][5]。
- 昔アトルガン皇国に留学していた経歴を持ち、ナシュメラ2世とも面識があり、彼女から「トリオン兄さま」と呼ばれるほど慕われていたようである。
- 最近巷で噂になっているアトルガン皇国からの傭兵募集に関する反応はかなりのものらしく、王城内でのこの話題はタブーとなっている。詳しくは語られなかったので内に燃える剣士の血が騒ぐからなのかといらぬ心配が囁かれたが、実際の彼の行動は王立騎士団のトップとして、サンドリア王国の王子としての堂々たるものである。このことから考えると、身分を隠し「黄金の騎士ライファル」としてアトルガンへと赴き、その後もトラビアルスを潜伏させ情報収集をさせていたのも、政治的意図よりも先にナシュメラ2世の身を案じてのことと思われる。
- ピエージェ (Pieuje)
- サンドリア国王デスティンの次男。腹黒い面とお茶目な面を持つエルヴァーン。
- サンドリア王国の王位継承権第2位。三人兄弟の次男坊であり、兄にトリオン王子、妹にクレーディ王女がいる。摂政の宮とも呼ばれ、神殿騎士団の団長も務める。
- 兄であるトリオンとは対照的に冷静かつ慎重な行動を取る。
- 勇猛果敢猪突猛進な兄トリオン王子と比較すると冷静かつ慎重派であり、それが兄王子との不仲を取り沙汰される理由でもあり、現実として軋轢を生んでいる原因でもある[6][7]。
- 兄トリオン王子とクリルラ神殿騎士団長の仲がなかなか進まないのに業を煮やして、ハルヴァー宰相に冒険者に兄の嫁探しと見合いを手配させて二人の意識を引っ掻き回してみるなどお茶目な一面もあり、周囲の者や冒険者を振り回してくれる。
- クレーディ (Claidie)
- サンドリア国王デスティンの長女。サンドリア王国の王位継承権第3位。兄2人の仲の悪さに心を痛めるエルヴァーンの王女。広いヴァナ・ディール世界に二人しかいないロングフレアスカート着用者の一人である(もう一人はフェレーナ)。
- サンドリア国民に広く慕われている[8]。
- 亡き母ローテ王妃よりサンドリア王国の秘密について何らかの口伝を受けている。
- サンドリアミッションを進めていくうちに、外見から読み取れる彼女とは違う一面をうかがわせる場面が見られる。
- ハルヴァー (Halve)
- サンドリア王国宰相。国王の代理として王国の政務を司る人物。普段はドラギーユ城王宮謁見の間の前にいる。
- 他国民に冷たく、自国民に暖かいエルヴァーンの51歳。
- フルネームは「ハルヴァー・M・ボーレル」
- 他国の冒険者を相手にした場合は、エルヴァーンの心の闇を濃縮したと言っても過言ではないほど極めて尊大で高圧的な振る舞いをする堅物のようにみられるが、自国の冒険者には熱い激励をかけたり、市民の家にも足を向けたり冗談も言ったりといった人間味ある一面をうかがわせたり、気を回しすぎて大ボケをかます場面もある。嫁き遅れの妹がひとりいるらしい。チョコボレースにピエージェが育てたチョコボの騎手として出場していたりもする。
- ラーアル (Rahal)
- サンドリア王立騎士団団長で子爵。エルヴァーン。フルネームは「ラーアル・S・ルブラール(Rahal S Lebrart)」。
- 幼少時のトリオン王子の守役を勤めていた。
- 騎士団長であると共に、悪しき印を持つ竜を封印・抹殺するドラゴンスレイヤーでもある。
- 親友であるシラヌスの持つ竜に悪しき印が浮かんだため封印を施し、シラヌス自身も地下牢に幽閉した。
- サンドリアのクエスト・ミッションに登場する重要NPCのうち、ちゃんと自国の官給品(王国従士制式鎖帷子)を身につけているのは彼だけである。が、騎士団長であるにもかかわらずなぜ従士の制式装備を身につけているのか疑問である。
- クルリラ (Curilla)
- サンドリア神殿騎士団の団長。司祭階級。エルヴァーンの25歳。フルネームは「クリルラ・V・メクリュ(Curilla V Mecru)」。
- 隻眼の女剣士。
- 左目を失明しているが、これは過去に剣術大会でトリオン(Trion)王子と手合わせした際、勝利と引き換えに負った傷である。現在も時々傷が痛むとのことで、それに関連したクエストを、信頼のおけそうな冒険者に依頼することがあるらしい。信心が篤いが、サンドリア大聖堂は苦手な模様。赤魔道士のアーティファクトクエストや、片手剣のWSであるサベッジブレードの修得クエストなどで重要な役割を果たす。
- ルーヴランス (Louverance)
- 元神殿騎士団員で、冒険者になった今でも祖国サンドリアの平和を憂いており、独自に獣人の調査をしている。
- ルーヴランスと名乗る人物は二人いる。1人は青いマスクを着用しており、もう1人は赤いマスクを着用している。本物は前者(青)であるが、プロマシアミッションに深く係わってくるのは、偽者(赤)の方である。本物(青)は「冒険者の日記」の執筆者で「ウルガラン越え」や「瑠璃色の川」「迎え火」などのごく一部のクエスト・ミッションにしか登場しない。偽者(赤)はプロマシアミッションにおいて冒険者と共に様々な地へと赴く事になる。
- 本物(青)のルーヴランスの家柄は「ミスタル家」 セルビナ育ちで、かつては王立騎士団にも所属していた。基本的には冷静かつ紳士的だが、いざという時に直情的になりやすいのが欠点。武勇を打ちたてミスタル家の汚名を返上し爵位を取り戻そうと各地を奔走する。プロマシアミッションのエピローグでは、既に終わっている(とは知らずに)戦いに対しての意気込みを見せている。
- 偽者(赤)は「レヴメル家」の出身、その正体はアタルフォーネ盗賊団の首魁アタルフォーネである。深慮深く大局を見て行動できるタイプだが、その胸には大いなる野心が渦巻いている。プロマシアミッション中でも何かを策略しているような場面が所々で見られる。また、芝居もそれなりに巧いようだ。
- この本物と偽者、全くの別人ではあるが因果関係は深い。[9][10]
- バラシエル (Balasiel)
- 南サンドリアの猟犬横町の奥の通路に佇んでいるエルヴァーンの老人。
- 元々は王立騎士団の騎士任命試験官であり、ラーアル (Rahal) を現在の王立騎士団団長に任命したのも彼である。その立場から、サンドリア王国及び騎士団の過去を深く知っている人物でもある。
- 現在は、冒険者の中でナイトに相応しい人材を見つけ出すため、彼らに試練を与えている。
- エグセニミル (Excenmille)
- 生年:天晶暦852 -
- サンドリア王国の英雄の一人でバリスタ監督。フルネームはエグセニミル・M・オルシャー (Excenmille M Aurchiat) 。
- ノルバレン北部に広大な領地を有する名門オルシャー家の現当主であり、騎士。クリスタル戦争が始まると父であるアルフォニミル・M・オルシャー (Alphonimile M Aurchiat) について従軍。少年ながら初陣を勝利で飾るも、ザルカバード会戦で父を失う。戦場でオルシャー家当主の地位を受け継ぎ、そのまま転戦。
- クリスタル戦争終了後も王都に戻らず獣人軍討伐に乗り出す。この討伐は、遥か北方に位置するオーク帝国までの大遠征となったようである。
- 帰国後、サンドリア国民や王国騎士団が他国のものと馴れ合っているのを見て、トリオン王子に「コンフリクトを復活させよ!」と進言。自らも再開に尽力した。
- 水晶大戦当時のサンドリア少年騎士団団長であり、「アルタナの神兵」プロモーションムービーで登場した少年騎士その人である。両手槍を得物とする現代の彼とは異なり、当時はスコフニュング(あるいはアロンダイト)と同一グラフィックの両手剣を帯びている。
- エグゾロッシュ (Exoroche)
- 南サンドリアのNPC。エルヴァーン男性。
- サンドリア王国王立騎士団・エグゾロッシュ分団の分団長だが、現在は体調不良を理由に欠勤中。
- 息子は、北サンドリアの閲兵場の噴水前にいるアイルベーシュ(Ailbeche)。
- 欠勤中にもかかわらず南サンドリアの武器屋「刀剣のエルボール」に入り浸っており、アイルベーシュ(Ailbeche)が語るように体調を崩しているようには見えない。「騎士の務めとして常に最高の備えを」と追求する彼の姿は一見するとただの武器マニアにしか見えないが、彼がこうなった哀しい理由はナイトAF取得クエストで明らかになる。なお、初めて「刀剣のエルボール」の店主Helbortに話しかけた時に、エグゾロッシュにかかるイベントシーンが見られる。
- ヒナリー (Hinaree)
- NPCの一人。南サンドリアの西端にある豪邸カッファル伯爵邸に住んでいるエルヴァーンの老婦人。
- 夫カッファル伯爵亡き後、一人で邸宅を切り盛りしている。プロマシアミッションで訪ね、色々と話を聞くこととなる。
- ノヴァルモージュ (Novalmauge)
- NPCの一人で、ボストーニュ監獄の番人を務めるエルヴァーンの男性。
- 陽の下に出ることは全くと言っていいほどなく、常に暗い地下牢を徘徊しているため、巷では吸血鬼なのではないかと言う噂さえ立っている。
- 長く世間との関りを絶っているためか、一般のエルヴァーンとはやや異なった価値観を持ち、どこか浮世離れした雰囲気を漂わせる。過去に毒を盛られたことで、日光に晒されると皮膚が火傷を負ってしまう病に掛かったらしい。その症状を治すために様々な解毒剤を研究する内に、毒に関する深い知識を得たと言う。また、両手鎌のEVWS修得クエスト「囚われの魂たち」のオファーは、彼から受けることになる。
- シャマンド (Shamonde)
- サンドリア国教会の現教皇。フルネームはシャマンド・P・グラーシュ(Shamonde P Grauche)
- サンドリア国教会の教皇として、下は平民から上は王室に至るまで広く尊敬を集めている。また、ピエージェ(Pieuje)王子の信任が厚く、色々と助言をしているようである。謎の多い要人。聖剣に対し、異常な程の執着を見せているが、その理由と人となりについては、サンドリアミッションを進めていくと、次第に明らかになる。
- バルデロト (Valderotaux)
- 南サンドリアの獅子の広場にある居酒屋「獅子の泉」の店主。エルヴァーンの男性で、白髪の老人。
- 元々はサンドリアの神殿騎士団に所属していた騎士で、引退後に居酒屋を始めた。そのせいもあって、彼が営む居酒屋の方針は「戦場にある騎士を偲ぶ」という、普通の居酒屋とは趣の異なるもの。店で出している料理も、精進料理と質素な飲み物などに限っている。
- また、獅子の泉で働くカタリーナ(Katharina)の話では、過去に起こった「ノルバレン防衛戦」の英雄として名を馳せた騎士であったらしい。[11][12]
バストゥーク共和国 (The Republic of Bastok)[]
- カルスト (Karst)
- バストゥーク共和国の大統領。国家元首。天晶882年に就任。種族はヒューム。コーネリアの父親。
- 火事からの復興やツェールン鉱山の開発などで実績を上げ、シド工房長からの推薦を受けて大統領に就任した人物。感情を表に出さず、私情と公務を分けて考える実利主義者。
- 言うことが手厳しいため、一見冷血漢のようだが、言葉の背後に思いやりや優しさが籠っていたりする。[13][14]
- シド (Cid)
- バストゥーク共和国にある大工房の工房長。天賦の技師とも呼ばれる。また共和国の英雄の一人としても上げられている。種族はヒューム。天晶暦833年生まれ。
- 大工房内に構えた研究室で日夜研究に勤しんでおり、職人達の信頼も厚い。
- 飛空艇の船体の設計にも携わっており、その事などの経緯からプロマシアを巡る一連の出来事の際には、シドが独自で建造した飛空艇を使う場面がある。
- 現大統領のカルストを推挙した人物であり、その事から、技術者ではあるが共和国内で隠然たる権力と影響力を有する人物である事がわかる。
- ルシウス (Lucius)
- 共和国大統領補佐官。種族はヒューム。
- カルストの腹心であり、内政業務を担当している。上司の信任は厚く、部下からの尊敬も集める。偉い立場にいる人間だが、物腰は柔らかく、気さくな人物である。
- 仕事の傍ら魔法に関する研究を熱心に行っており、その功績はシドがお墨付きを与えるほど。
- 工業国のバストゥークにおいて、魔法技術や魔道士の存在が認可されているのも、クリスタルラインの研究成果をサンドリアと共有し、新しい魔法の開発に成功できたのも、ひとえに彼の尽力の賜物とされている。
- ガルカの要求やクゥダフの抵抗に理解を示したり、私腹を肥やす大臣に釘を刺したりと、物腰が柔らかい割には共和国の将来を常に気遣っている人物である。
- コーネリア (Cornelia)
- カルスト バストゥーク共和国大統領の娘。種族はヒューム。
- ヒュームとガルカが対立するバストゥークの現状を案じ、自分の力で状況を打破しようと自宅を抜け出しては鉱山区にあるガルカの居住地域に足繁く通っており、特にグンパとは親しくしているようである。
- 本人は素性を隠して行動している積もりなのだが、バレていないと思っているのは本人だけであり、バストゥークミッションを進めて行くとそれらが判明していく。物事を為す際にその手段や動機に正当性を求めるタイプの人間らしく、成果第一主義の父親とは対立が絶えない。コーネリアという名は同名の故人にちなんで、他界した母親が名づけたもの。
- アズィマ (Azima)
- 錬金術ギルドの上級合成サポート担当。かつて「コンシュタットの魔女」と呼ばれたヒュームの老婆。かつては知る人ぞ知る魔道士だった様である。
- 公式イベント「アジマスサークル」の発案者。
- ブリジット (Brygid)
- 自称・バストゥークのファッションリーダー。バストゥーク商業区に佇むヒュームの少女。
- バストゥーク商業区の片隅で「ブリジッドのファッションチェック」というファッションチェックを行っている。2度目のブリジッドのファッションチェックにおいて、猫も杓子もAFという風潮に対して、異議を唱える姿を見ることができる。
- アロイス (Alois)
- バストゥーク共和国の工務省大臣。フルネームはアロイス・ミュラー。実質上、バストゥークのNo.2。
- バストゥークの腐敗ぶりを象徴する人物。バストゥークミッションにおいて冒険者に公務と称して自分の美食趣味のためのアイテムを取ってこさせたり、仕官希望の忍者を騙してこき使ったりとその傍若無人のほどは国内でも問題視されている。にも関わらず「世間知らずの大統領に代わって自分が国を支えている」とまで公言している。一方カルストは「間抜けな大臣どもに危機意識はない」との言葉を残している。
- デーゲンハルト (Degenhard)
- バストゥーク商業区にいるヒューム老人。
- 冒険者とは、クエスト骨のある生活で関わることとなる。
- ジュノ大公国のル・ルデの庭にいるマートとも旧知の仲であり、数十年前は同じ道場で稽古に励んでいたとか。青年時代、良きライバルとして、同じ夢を追い、苦楽を分かち合った、かけがえのない存在でもあるという。
ガルカ族[]
- ウェライ (Werei)
- 齢200歳を越える最長老ガルカ。
- 人望を集めていた語り部ラオグリムが消息を絶った後、新しい語り部が出現しなかったために長くガルカの精神的支柱であった。剣の腕も一流で、アイアンイーターもウェライに師事している。
- 転生の時が来たことを悟り、バストゥークから姿を消したが、支柱の一つを失ったガルカ族は少なからず動揺することとなった。
- 現在は回想シーンの中にのみ姿を見せるキャラクターだが、実はサービス開始当初はバストゥーク鉱山区にNPCとして配置されていた。しかし、彼の転生に関するエピソードが追加された際に、その姿は忽然と消えた。
- グンパ (Gumbah)
- 種族はガルカ族。子供。コーネリアとも親しい様である。
- バストゥーク鉱山区に住んでいる。一緒に住んでいたガルカの長老ウェライの失踪には、動揺しているようだ。
- ガルカは長命なため、20歳と言う年齢でも、子供扱いであるが、妙に博識であったり、バベンの150年前の昔話を知っていたりと謎めいた面も持つ。
- なお、字の綴りから誤読しやすいが「ぐんば」ではなく「ぐんぱ」である。[15]
- オグビィ (Oggbi)
- バストゥーク港区の宿屋「蒸気の羊亭」で酒を飲んでいる老ガルカ。
- 実は、東方?武術とサンドリア修道僧の武道を融合させてモンクの拳に発展の道を示した大拳法家。
- 30年前のミスリル銃士隊員コーネリアや、現在第一線の冒険家として活躍するダルザックの師でもある。モンクAF関連クエストの関係者でもある。
- ドライ・ボーン (Dry Bone)
- バストゥーク鉱山区で冒険者の道案内をしているNPC。種族はガルカ。
- Dry Boneは「干からびた骨」といった意味であるが、屈強な体躯に分厚いプレートメイル姿で立っており、明らかに名が体を現していない。
- バベン (Babenn)
- バストゥーク鉱山区に住むガルカの老人。
- 150年前のパルブロ鉱山の開拓を、ヒュームと共にしていた唯一のガルカ。
- ライバート (Raibaht)
- バストゥーク大工房の工房長シド(Cid)の助手を務めているガルカの青年。
- シドのことを尊敬しており、またシドも彼を信頼している。ライバートがシドの助手となったのは、15年前に起こったパルブロ鉱山の事故で親友を失ったことに関係している。
ミスリル銃士隊[]
- フォルカー (Volker)
- バストゥーク共和国ミスリル銃士隊のNo.1で、隊長を務める人物。種族はヒューム。
- 叔父ウルリッヒに由来する後ろめたさから努力を積み、今の地位を得た人物で、20年前の水晶大戦期最後の決戦「ザルカバード会戦」において、闇の王(シャドウロード)を討ち取ったとされている英雄。
- バストゥークミッション9-2「双刃の邂逅」では、彼と共にザイドと戦うこととなる。フォルカー自身は、ザイドこそ真の隊長に相応しいのでは? との葛藤を抱えていたが、冒険者と共にザイドを打ち倒す事で、自身の想いと共に、その葛藤を払拭する。
- ザイド (Zeid)[16]
- ミスリル銃士隊隊員のNo.2であり、銃士隊唯一にして最強の暗黒騎士。種族はガルカ。
- 現在は銃士隊の任から外れ、独り歴史の裏に暗躍する闇の眷族を追う。
- クリスタル戦争時に闇の王(シャドウロード)を討ち取った人物であるが、ヒューム側の都合で公式にはその事実は伏せられている。
- ヒュームとガルカの確執、そして歴史の暗部に潜む不穏な動きの狭間で世界の危機と対峙して行く。
- 彼の鎧は名匠ゲーヴィッツの手に依る物。
- バストゥークミッション9-2「双刃の邂逅」において、かつて自分が討ち取った闇の王(シャドウロード)の居城であったズヴァール城にて、フォルカーと冒険者を待ちうける。
- アイアンイーター (Iron Eater)
- 現ミスリル銃士隊のNo.3にして副隊長。種族はガルカ。
- 名前が「鉄を食らう者」という凄い意味だが、これはあくまでヒュームがつけた通り名であり、彼も本名はパグダコなのだが、本人自身はどちらの呼び名であろうと意に介していない様子。
- ラオグリムに憧れ、ウェライを師事し剣術を習っていたが、ウェライに両手斧という新たな道を示され、それ以後は両手斧を扱うようになる。
- 職務には忠実で生真面目な典型的職業軍人だが、人や物事の本質を見つめることが出来て、何をなすべきかを見極めて動ける人物である。バストゥーク社会において、ヒュームとガルカの板挟みになり、悩んでいる。
- アヤメ (Ayame)
- バストゥーク共和国ミスリル銃士隊No.4にして紅一点。種族はヒュームで、20歳。
- ナジと共に最年少で銃士隊に入隊したエリートであり、ミスリル銃士隊唯一の侍。
- ノーグで修行していた過去があり、ノーグ海賊の首領であるギルガメッシュとも幼児期から家族ぐるみで面識がある。
- 性格は沈着冷静、感情が表に出ないタイプで、同期のナジに比べて子供っぽい面も無く落ち着いた物腰をしている。その最年少ながらも大人びた面を評価されてか、ナジより重要な仕事を任される事が多い。[17]またその事でナジに嫉妬されているが、本人は柳の如く受け流している。
- バストゥーク港の実家には、父エンセツと妹のカエデが居るが、彼女自身は公務のためあまり在宅していない様子。
- ナジ (Naji)
- バストゥーク共和国ミスリル銃士隊の一員。同隊員のアヤメと同じく、最年少でミスリル銃士隊に入隊したエリート。
- ゲーム内での扱いは極めて地味で大統領府前の右側に立っており、門番も含め雑務全般が主な仕事となっている様子。Maat老評して曰く「バストゥークを代表する門番」。
- 意気込みはあるものの、口ぶりに見られる軽さも含め気合だけが空回りしている新人といったところで、他メンバー(特に同い年のアヤメ)の慎重さに見られる『大人』の雰囲気を考えると、彼の『子供』じみた印象は銃士隊メンバーの中でも異色と言える。
- ちなみに彼の父親であり冒険者であったヤシンは、当時のミスリル銃士隊のラオグリムに銃士隊に誘われた際「俺なんて銃士様になったところで門番でもさせられるのが関の山だ。」と申し出を拒否している。
- そのラオグリムを父のように慕い育ったIron Eaterに誘われ入隊した経緯といい因果は巡るといった感がある。なお同期のアヤメとは表面的に犬猿の仲を装っているが内心では彼女の複雑な立場についてあれこれ心配を寄せる一面がある。
ウィンダス連邦 (The Federation of Windurst)[]
- 星の神子 (Star Sibyl)
- 種族はタルタル。ウィンダス連邦を統治する最高指導者。特に何も言わなければ、現在の星の神子のことを指す。
- 星の神子とは、名前ではなく代々その任につくタルタルの女性が襲名するもので、本名は別に存在する。なお、現在の星の神子の本名は不明。
- またウィンダスのタルタルからは女神アルタナの生まれ変わりと信じられている。
- 現職の星の神子は「女神の生まれ変わり」すなわち神と同格であるため個人名を持たず、在位中は「星の神子」とのみ称される。何らかの形で退位した場合、呼称には襲名前の名を用いる。現在の星の神子が襲名前に何という名であったのか、即位した年はいつなのか、今のところは明らかにされていない。
- ウィンダス石の区、天の塔に居を構える。天の塔の3階にある天文泉を覗いて未来を見ると云われ、それが国の運営を左右する。
- セミ・ラフィーナ (Semih Lafihna) を筆頭に、守護戦士が星の神子と天の塔を親衛する。身の周りの世話は侍女が行う。侍女長はズババ (Zubaba) 。立場上彼女は積極的に動き回れないが、アジドマルジド (Ajido-Marujido) と共にウィンダスミッションの主役である。
- アジドマルジドやミスラ達がヤグード討伐の姿勢を打ち出しているのに対して、あくまで戦争を回避しようとしており、弱腰外交と批判されることもある。そうした外交の影には、戦後から抱え込む彼女自身しか知らない秘密が見え隠れする。[18]
- シャントット (SHANTOTTO)
- 異名:淑女、連邦の黒い悪魔(冒険者内の呼び名)[19]。ウィンダスの三博士の1人で、水晶大戦の英雄。種族はタルタル。
- ウィンダス連邦の実質的なNo.2であり、計り知れない魔力を持つ。他国との会議の場において、さらりと他国の情勢を罵倒する毒舌家でもある。
- 現在は「引退中」で、ウィンダス石の区の博士公邸にて結婚し忘れたことを心残りとしながらも「悠々自適」の暮らしを送っている様子。元老院首席でもあるので、ジュノ大公国オーロラ宮殿にて行われる各国軍首脳会談の席に赴くこともあるようだ。
- なお、彼女の発言として有名なものに「あら! わたくし、ブチ切れますわよ。」というものがあり、実際にブチ切れた場面に遭遇した冒険者は、恐ろしい光景を目の当たりにする事となる。2006年10月19日のパッチでは、格闘まで嗜み、ブチ切れれば、I系精霊魔法で2000ダメージ近くを叩き出すという恐るべき実力の一端が示された。
- 「オホホホホ〜」と、カマトトぶった笑い方や上品そうな口調をするが、その性格にタルタル族の容姿も相まって事欠かない、とんでもない毒舌家。四大強国が集っての重要な会議においても、さらりと相手や国の情勢を罵倒する始末。
- その人格も最狂というか、常人の尺度を当てはめることは到底適わない傲岸不遜傍若無人な性格の持ち主であり、あだなす輩(正体は罪無き番記者)には強力な呪いを掛けたり、その罪を冒険者になすりつけようとしたり、「北の大地で置き去り」の刑等々の粛清が待っている。
- 触らぬ神に祟りなし、下手に関わると「ヘッポコくん」の烙印を押される。
- 両親とも優秀な黒魔道士を輩出した由緒正しい家系の生まれで、強大な魔力とコネでいきなり院長に抜擢されている。しかし前院長暗殺未遂、迷宮の書物事件などなど数多くの事件を引き起こし一度は国外追放もされた経歴を持つ。だがクリスタル戦争で追放先が戦場になり、国に呼び戻され、自ら義勇兵(真実は一個師団を強引に私物化)を率いて獅子奮迅(という名のやりたい放題)の活躍をし、ウィンダスの英雄の一人に数えられており、現時点のヴァナ・ディール最強の黒魔道士とされている。その魔力は強大かつ無限。あるクエストではバイオ、ホーリー、トルネドを10秒程度で連続詠唱。その威力で杖やロッドが壊れるほどである(なによりもこれほどの強力な魔法を屋内で使用している。本人は加減したとは言っている)。当然、古代魔法II系も普通に使用している。
- アジドマルジドの実質的な師匠であり、彼女の実力は弟子のそれを遙かに凌ぐといわれる。この師匠有りてあの弟子有りき。アジドマルジドのピンチの時も、信頼してか見下してか、どこまで本気でどこまでふざけてるのか解らない反応をする一面も。
- 「狙った獲物は地の果てまでも追いかけ、邪魔をする者には容赦しない」と恐れられている罪狩りのミスラでさえ、シャントットには手を出さず引き下がる。
- 勿論、伊達に博士号に叙されているわけではなく、呪いや新魔法開発なども行っており、ただ魔法を使うのが巧いというだけではない。多くの冒険者も一部その恩恵に与ることができるが、「お使い」と称して課せられるその役務の道のりは遠く、冷たく、そしてとてもとてもツライ。
- 2003年12月16日のパッチでは、両手棍EVWSの伝授者でもあることが発覚。魔法の腕のみならず、武技もたしなみ、まさに最強の名をほしいままにしている。
- 『魔道師による魔法禁止の格闘大会』を立案し、周囲を恐怖のズンドコに陥れたことも。
- シリーズキャラクターの共演作品『ディシディア ファイナルファンタジー』にてコスモス側の戦士(隠しキャラ扱い)として召喚されている。担当声優は林原めぐみ。
- セミ・ラフィーナ (Semih Lafihna)
- 主要ストーリーに関わるNPCの一人。
- ウィンダス連邦の最高権力者星の神子を護衛する守護戦士のリーダー。種族はミスラ。
- 優秀な弓の使い手であり、ドラゴンミッションの対ドラゴン戦デモ(バルガの舞台)では召喚されたドラゴンを全くたじろぐ事なく一蹴する。その能力からミスラの次期族長候補との呼び声も高いが、タルタルの社会の中で生きる彼女を快く思わない者も少なからずいるようである。
- 守護戦士の中で自分だけが親の記憶が無く、また罪狩りのミスラが現れたことで、自らの出自を追い始めるが…
- ズババ (Zubaba)
- ウィンダスの星の神子に仕える侍女の長。種族はタルタル。
- 天の塔の最古参であることから「天の塔の主」とも呼ばれ、星の神子が幼少の頃から侍女長を勤めてきたタルタルの老女。
- 性格はいわゆる大奥・姑系で人のアラや失敗をネチネチと責めたり、理屈を捏ねて相手を叱るのが得意。
- だが侍女長と言うだけあり肝は据わっていて、緊急時に皆が慌てている中一人どっしりと物静かに構えている。
- また、その辛辣な言葉の中にも、他者への気遣いも感じられる。
- 星の神子には絶対的な忠誠心を持っており、如何なるときでも彼女を案じている。
- クピピ (Kupipi)
- ミッション等を通じて、ウィンダス国民には馴染み深いNPCのひとりである。他国の冒険者も、バリスタライセンス取得の過程でその人となりの一端に触れることができる。
- ウィンダスに在籍する多数の冒険者とガード全員の顔と名前を記憶しているという他には真似できない特技を持っている。
- ロランベリーが大好物。[20][21]
- ホノイゴモイ (Honoi-Gomoi)
- NPCの一人で、ウィンダス水の区に居を構える「想像を絶する」金持ちのタルタル。ケチで悪徳商人らしい。先祖に「渦の魔道士」と呼ばれているガラズホレイズがいる。
五の院の関係者[]
- アジドマルジド (Ajido-Marujido)
- 種族はタルタル。
- 星の神子と並び、ウィンダスミッションの主役である。口の院の院長。ウィンダス連邦の軍事最高司令官にして急進的なタカ派。ウィンダスの平和のために活動するも、禁忌とされる召喚魔法に深入りするなど、少々暴走気味な面が危険視されている。
- 手の院の院長アプルルの兄。父親は前手の院院長のゾンパジッパ。
- 英雄カラハバルハに憧れ、猛勉強し、彼と同様に卒業と同時に院長に就任した。
- ウィンダス最強魔道士の一人シャントット博士の門下生であり、彼女の地獄のシゴキに耐え抜いた比類無き黒魔法の使い手。
- ハイプリーストクラスのヤグードを「走り」ながら「呪文の詠唱無し」に「一撃で吹き飛ばしてる」事実や、常時魔力の泉状態であったり、魔法のキャストも通常のPCよりも早く、連続魔で黒専用であるはずの古代魔法を連打するなどの「有り得ない」反則技が使用出来る等の報告もあり、常識を超えた実力があるらしいことをうかがわせる。なお、ウィンダス最後のミッション9-2「月詠み」では、彼と共に戦うこととなる。職人装備実装のサングラスが実装されるまでは、ヴァナ唯一のメガネ愛用者かつカドゥケウス所持者で眼鏡キャラであった。
- アプルル (Apururu)
- 手の院の院長。種族はタルタル。アジドマルジドの妹である。
- ウィンダス五院の中で最も財政の苦しい手の院の経営に四苦八苦する一方で、暴走気味な兄の行動に気を揉む苦労人。
- 父親はカーディアンの開発者であり自身と同じ手の院の院長だったゾンパジッパ。
- この魔動兵の乱の原因である父親の汚名をすすぐべく、苦労して同じ手の院の院長の座を勝ち取った、心の強さを併せ持つ。とはいえ血は争えないのか、財政改善策に挑んでは失敗するなどどこか抜けた一面もある。
- また、タルタルの性か幼さを感じさせる言動も見受けられる。奇人変人の巣窟ウィンダスにおいては地味な存在となっている。
- ルクスス (Rukususu)
- 種族はタルタル。
- ウィンダス五院の中で最も出張が多い鼻の院の院長。
- 彼女も極寒の北の遺跡フェ・インに出向いて長期間泊り込みながらゴーレムの研究に明け暮れている。これも、南の地で非業の死を遂げた師イルクイルの仇を討ちたい一心からだというのだが…。
- 性格は色物がひしめき合うウィンダスにおいてアプルル同様かなりマトモな部類に属する。ただしオバケとオニオンが大の苦手。[22]なお、好物はラッカセイらしい。
- トスカポリカ (Tosuka-Porika)
- 現目の院院長。種族はタルタル。
- タルタルなので外見ではわからないが孫がいてもおかしくないほどの年齢らしい。プロマシアミッション中の彼の台詞から、娘がいることが判明している。
- 「ムムム」が口癖。知識の追求に飽くなき情熱を燃やす男。ことに「神々の書」には異常なほど執着を示し、そのためなら星の神子に逆らう行動に出ることも厭わないが、事がバレそうになると必死に否定する。
- ウィンダスで彼がミッションに関わる回数はレギュラー陣に次いで多い。
- セーダルゴジャル (Sedal-Godjal)
- 現耳の院院長。種族はタルタル。
- とあることが精神的重荷になり、職務を放り出してウィンダスを出奔した。現在はダボイにいる。コルモルの文通相手であるモジジの中の人。
- 根は善良な性格とみえ、コルモルを騙していることを気に病んで、ウィンダスを出奔。その後、静養旅行をしていた際中に、ダボイでオークとサンドリア騎士団との戦いに巻き込まれ、オークの主力部隊を修道窟に結界で閉じ込める役割を担うことに陥っている。今はサンドリアの援軍が来るのを待っている状態で動けなくなっている由。
- ゾンパジッパ (Zonpa-Zippa)
- 前手の院院長。種族はタルタル。
- 現手の院院長アプルル(Apururu)、現口の院院長アジドマルジド(Ajido-Marujido)の実父であり、クリスタル戦争時に聖都ウィンダスを守った旧カーディアンの製作者である。
- 性格は三博士の個性的な面々に勝るとも劣らないほどアクが強く、自らを天才と豪語し他を見下した態度を取る。そのくせ実子たちに疎まれていることに気づいていない。
- 学生の頃は天才と謳われたカラハバルハ(Karaha-Baruha)を意識してか、いつも追いかけていたという。クリスタル戦争後野良カーディアンたちに連れ去られて以来行方不明となる(魔動兵の乱)。
- ウィンダス石の区には、彼に対し博士として与えられた邸宅があるが、当然空家。ハウスキーパーのエカママとトーイボーイが定期的に掃除に訪れている。もし彼とカラハバルハがウィンダスにいたなら五博士となっていたところだが、そうなるとまともな性格のカラハバルハ以外、夢想家のコルモル(Koru-Moru)、マニアのヨランオラン(Yoran-Oran)、女王様のシャントット(Shantotto)、そして高慢のゾンパジッパと色物集団に一層拍車がかかっていたのは間違いない。拡張データディスク・アルタナの神兵の舞台となる過去世界にも登場する。20年前はバリバリの現役で、手の院院長とウィンダス連邦軍の磨羯戦闘魔導師団 (Capricornian War Warlocks) 師団長を兼務している。
- 普段はウィンダス水の区〔S〕に佇んでいるが、カンパニエバトルが始まると磨羯戦闘魔導師団を率いて現地へ赴く為に姿を消す。カンパニエバトルの戦闘要員として多くのエリアに現れる。
- ヨランオラン (Yoran-Oran)
- 鼻の院の元院長。種族はタルタル。ウィンダスを代表する三博士の一人。
- 引退後の現在は石の区で庵を構えている。庵でマンドラゴラの生態を研究しており、よく冒険者にマンドラゴラに関する資料を集めさせている。三博士の中で最も良識があるが、そのせいで影も薄い。
- コルモル (Koru-Moru)
- 種族はタルタル。ウィンダスを代表する三博士の一人。
- 耳の院の元院長であり魔法学校の校長であった。4年前に引退して石の区で庵を構える身ではあるが、現校長セーダルゴジャルが行方不明である為に、校長代理を務めている。
- 大変な夢想家で、周囲の声が耳に入っていない事もしばしばで、人の話をまともに聞くことがあまりない。また、骨工ギルドからの借金を踏み倒したり、鼻の院の予算を勝手に使い込んだりと、金銭面でも節操がない。性格面は、やたら子供っぽいところがある。
- 魔法人形の製作・改造の第一人者でもあるが、彼が手を加えた人形はどれも口調が怪しい。
- こんなコルモル博士だが恋多き男らしく、ラススという研究員と恋仲であったことが、黒魔道士のAFクエスト「思ひ出」の中で語られている。
- 現在は、モジジという文通相手に熱を上げているが…。
- チョコボレースの騎手としても活躍している。
- 20年前では先述の通り魔法学校の校長を務めている姿が、実際にクエスト「胎動、牙持つ乙女」「禍つ闇、襲来」で見られる。幼少時のアジドマルジドには手を焼いている模様だ。また、その後ジュノへと出向き、とある機関で戦争の長期化による食糧難問題を研究することになる。なお前述したラススとであったのもこの頃である。
ミスラ族[]
- ペリィ・ヴァシャイ (Perih Vashai)
- ウィンダスに住まうミスラを束ねる族長。
- 20年前にエルシモ島からウィンダスに渡り、ミスラ傭兵を率いてクリスタル大戦を闘った。オズトロヤ城での決戦の際に光の弓を使い、そのために視力を失う。大戦の戦功によりウィンダス森の区居住と自治を認められたミスラの族長として、長く人望を集めてきた。光の弓の力により失明したのか、弓の力を怖れ自ら目を潰したのか。それとも目を閉じているだけなのか。定かではない。娘がいたが、大戦の際に失っている。
- 族長の座をセミ・ラフィーナに譲りたいと考えているが、セミ・ラフィーナ本人にはその意志がない。またミスラの中には、星の神子に忠誠を誓う彼女が族長の座に就くことを快く思わないものもいるようだ。
- ウィンダスのミスラが星の神子の政策に従っているのは、ペリィ・ヴァシャイが星の神子に従っているからに過ぎないと言う。
- ナナー・ミーゴ (Nanaa Mihgo)
- ウィンダス森の区に住む通称「泥棒ミスラ」。語尾を伸ばす独特の喋り方をする。
- 会話の際に耳を動かしたり、結構芸コマ。着ている服装が、カザム族長のジャコ・ワーコンダロと同じものだったり、カザムの前族長ロマー・ミーゴと同姓だったり、意味深である。
- トレジャーハントと称して窃盗で生計を立てているようだが、子供相手に真面目に付き合ったり、シャントット博士にひけをとらないほどの「悪っぽいけど憎めない」お方。ウィンダスのクエストだけでなく、ミッションにも時折顔を出す。
ジュノ大公国 (The Grand Duchy of Jeuno)[]
- カムラナート (Kam'lanaut)
- ジュノ大公国の大公。国家元首。
- 天晶暦859年に3国(サンドリア、バストゥーク、ウィンダス)より大公の称号を与えられる。
- 種族不明。何年たっても容貌が変わらず、異様な雰囲気を持つ。左利き。
- クリスタル合成法を伝授したり、ジュノの都市設計、飛空艇の開発、コンクェスト政策などを行ってきた。
- 水晶大戦の際には各国を纏め上げ、アルタナ連合軍を結成した。
- 歴史の表側ではジュノ大公国を治める大公である。その正体は古代ジラートの第2王子で、エルドナーシュの弟である。自らクリスタルの意志の代行者を僭称する。
- 1万年前、クリスタルに同調した兄を媒介に永遠の楽園「真世界」のヴィジョンに取り憑かれ、兄と共に神の扉計画を行うも計画は失敗。その際に、ジラートの文明も国も滅び、兄弟も永きに渡る眠りを余儀なくされた。
- そして30年前、ラオグリムがクリスタルに触れた際に一万年もの眠りから覚醒、当時はただの漁村にすぎなかったジュノへ流れ着き、マートに助けられる。その後、カムラナートはジラートの技術や知識を使い、ジュノを大都市へと発展させる。そしてカリスマ性と政治的外交手腕を振るい水晶大戦において、人間側の勢力(アルタナ連合軍)を勝利に導く事で歴史の表舞台にその人ありと称され、大公の任に就く。以上が現在迄の経緯の真相となっている。
- そして現在、エルドナーシュと共に真世界実現の為の行動を開始する。しかし、それは冒険者にジラートの王子達の真の狙いを知った冒険者と、デルクフの塔最上層にある天輪の場にて戦うことよって阻止され自身も消滅する。
- エルドナーシュ (Eald'narche)
- ジュノ大公カムラナートの弟。
- 種族不明。決して歳を取らない。左目に眼帯をつけいる。
- 人の心を読み取る能力を持つ。
- その正体は古代ジラートの第1王子で、カムラナートの兄である。
- 1万年前、この世界を真世界に作りかえる為、神の扉計画を立案。
- 真世界実現を目論み、クリスタルの力を集める為のクリスタルラインや、その力の収束点であるデルクフの塔の上空に神の扉となる浮遊島トゥー・リアを建造するも、明星の巫女やクリュー人の謀反により失敗、メルト・ブローと呼ばれるエネルギー暴走によりジラート文明は一瞬にして海の底へと没した。エルドナーシュはそれでも真世界実現の夢を諦めずに、デルクフの塔で眠りにつき、機会が訪れるのを待っていた。
- 現代に復活したエルドナーシュは、闇の王や共鳴能力を持つフェレーナを利用し、真世界実現の為の行動を開始する。しかし、冒険者によって阻止され自身も消滅する。
- マート (Maat)
- レベルキャップを解除するクエスト、通称限界クエストを依頼してくる正体不明の人物。通称:限界じじい。
- 彼が何者なのかは後々のクエストで明らかになる。
- プレイヤーを事ある毎に未熟者扱いし、無理難題をふっかけて来るため、多くのプレイヤーから忌み嫌われているNPC。
- かなりの高齢ながらも軽やかなステップを踏みつつル・ルデの庭に巣くっている。決め台詞は「いやならやめてもいいんじゃぞ?」。
- 現時点での最終限界クエスト「星の輝きを手に」では、最終試練として彼自身と対決する事となる。
- 「積年の恨みを晴らす時が来た」と意気込むプレイヤーは多いが、ジョブによっては勝利がかなり難しく、ほとんどの者は返り討ちに遭ってしまう。また、一定条件を満たすと「プレイヤーの強さを認めた」的な台詞を吐いて降参してしまうため、直接引導を渡す事も困難である。
- サポ付きとはいえ、闇の王を真っ先にソロ撃破した勇者ですら、彼に膝を着かすことができないところを見ると、老いてなおその実力はかなりの物であることが伺える。
- なお、バストゥーク商業区にいるデーゲンハルト(Degenhard、通称骨くずじじい)とは浅からぬ関係があるらしい。
- 冒険者に数々の試練を与える彼は、実はジュノ親衛隊の武術指南もしているという凄腕である。
- 若かりし頃のマートは腕っ節の強い船長であり、貧しいながらも人情味溢れる漁村のジュノが大好きだった。そんな彼はある日、海で不思議な2人組を助ける。その2人のお陰でジュノは多大な発展を遂げることになり、当初はマートもそれを喜んでいた。しかし、あまりに急激に発展して行くジュノに次第に違和感を抱き始め、やがて自分が助けた2人組には何か特別な思惑があるのではとの疑念を持つようになる。だが、それを確かめるには自身は年を取り過ぎていると考えた彼は、真実を次なる世代に託すべく冒険者に数々の試練を与え、その成長を見守ることにした。
- もっとも、彼自身は生涯現役のままでいるつもりらしく、少なくとも自分の目の黒いうちは自らの手でジュノを守って行こうと言う決意を秘め、今日もル・ルデの庭で軽やかにステップを踏んでいる。カンパニエバトルにおいても度々NPCとしてその姿を現し、冒険者を勇気付けつつ共に戦うこともある。
- ウォルフガング (Wolfgang)
- ジュノ親衛隊隊長を務める。種族はヒューム。
- ジュノ上層で医者として働いているエルヴァーンのモンブロー(Monberaux)とは幼なじみである。
- 感情をめったに表に出さない性格であるが、冷静沈着で使命感が強く、ジュノおよびヴァナ・ディールの平和のために奮闘している。
- カムラナートが姿を消した後は、ジュノの外交官的役割を担っている。
- FFXIの初期に実装されたシナリオおよびミッションから顔を出すが、その印象は冷血漢、もしくは感情を持たない機械のような存在といったところ。
- だが、ミッションが追加されていくに従って徐々に人間味と器の大きさが見えはじめ、気がつけば濃すぎる面子ばかりの三国の代表をまとめることができる器量の持ち主となっていた。
- アルド (Aldo)
- 種族はヒューム。
- ジュノを中心に世界各地で活動する裏ギルド「天晶堂」のリーダー。オープニングムービーに登場するアルドと同一人物であるかは不明。
- 天晶堂の頭首アルド。その立場上、彼自身が自分の素性については語ることは極めて少ないが、様々なエピソードにより生い立ちがわかる。
- そしてそれらのエピソードより、タブナジア侯国の出身で、オープニングムービーに登場するアルドと同一人物である事がわかる。
- 先の水晶大戦でタブナジアが滅亡した際、オークによって実姉エメリーヌを殺された(と本人が思っているだけで、実際には生きている)過去を持つ。
- この事から、不条理な力に対する反抗心も強く、本性を表したジラートの王子たちが義妹フェレーナを誘拐しクリスタルライン起動の鍵として利用した際には感情をあらわに立ち向かった。[23]
- ノーグの頭領ギルガメッシュは彼の命の恩人であり、天晶堂の先代頭首グレッゾと引き合わせた人物である。
- 追加シナリオ「石の見る夢」では彼の物語の締めくくりであり、エメリーヌと再開を果たす。
- フェレーナ (Verena)
- 天晶堂の先代の頭目グレッゾの娘で、現頭目アルドの義妹。種族はヒューム。
- 人間と獣人の和平を望み、ゴブリンの友人フィックブリクスらと共に、積極的に獣人との交流を図っている。兄妹仲は基本的に良好なのだが、幼少時の経験から獣人を生理的に嫌うアルドとはこの点では反りが合わない。
- 単なる平和主義者ではなく、獣人と心を通わせる特殊な交感能力を持ち合わせており、その能力故にジラートミッションに深く関わってくることとなる。
- フィックブリクス (Fickblix)
- 種族はゴブリン。
- ジュノ下層にあるゴブリンの店に住み、人間と獣人の和平を訴える心優しきゴブリンの子。愛称はフィック。
- ジュノ上層で人間の子供たちやフェレーナと花を育てるなど人間たちと積極的に交流を続けていたが、獣人たちが不穏な動きをしていると知り、それを止めてくれるよう頼むためオズトロヤ城に向かう。
- オズトロヤ城に向かったフィックだったが、その道中皮肉にも獣人狩りをしていた冒険者の手にかかり息絶える。
- 駆けつけたフェレーナに最後まで和平を訴えながら……。[24]
- マックビクス (Muckvix)
- 種族はゴブリン。
- ジュノ下層にある「ジャンク屋マックビクス」を経営しているゴブリンの老人。通称マック爺。
- 彼自身は大戦の影響からか、フィックブリクスのような行動には賛成しないが、しかし彼の様な獣人が新たな時代を切り開くと期待しているようだ。
- モンブロー (Monberaux)
- ジュノ上層で医師をしているエルヴァーン男性。
- ヴァナ・ディールでは珍しく、白魔法ではなく「医術」によって治療している。優しい人柄が住民達に慕われている。ジュノ親衛隊の隊長を務めているウォルフガング(Wolfgang)とは旧知の仲。
- サービス開始当初からいるNPC。いくつかのクエストでお世話になるほか、プロマシアミッションでは旧友のウォルフガングと共に何度かイベントで登場する。
- ナグモラーダ (Nag'molada)
- プロマシアミッションの主要登場人物の一人。男性。
- 特徴的な黒いローブに、顔には機械のような奇妙な片眼鏡をつけている。
- ジュノ大公国の外交官、および研究者としてアルマター機関に所属。尊大な態度の目立つ人物。能力主義者でもあり、有能と見た人物であれば地位や種族を問わず積極的に用いる。他者には知れぬ研究目的があるらしい。
- 彼は古代ジラート王国の生き残りで、ジラートの意思疎通手段である「心の声」を失った「クリュー」と呼ばれる種族。
- ジラートが虚ろなる闇に蝕まれることで心の声を失い、クリューとなる。ジラートを「完全なる民」と信じる彼は、「不完全なる民」クリューに堕ちたことに強いコンプレックスを抱いていた。また同じクリューでありながら、クリューにも、ジラートにも、神獣にも従わずに独自の道を進み、最終的に虚ろなる闇を操るようになったセルテウスに対しては不信感とともに敵意を見せた。[25]
- アルマター機関に所属していたのもその目的を遂行する手段の一環で、越権行為とも取れる暴挙をくり返し機関からもたびたび処分を受けていた模様。特にエシャンタールとの確執は根深く、思想や価値観の違いや、クリューであるコンプレックスも相俟って、元クリューでありながらジラートになった彼女との衝突は絶えず、命すら狙った事もあった。しかしこれが決定打となり、ナグモラーダはアルマター機関とジュノからの追放を宣告される。
- ここで黙っていないのが彼の彼たるところで、腹いせにバハムート討伐隊の飛空艇にアルマター機関のマメットと試作品の戦闘機械を投入し妨害した上、バハムートを呼び出し奇襲作戦を台無しにして姿を消す。
- やがてアル・タユに辿り着いたナグモラーダは、そこで目にした信じ難い事実…想像していた「真世界」とは程遠いアル・タユの実態と、何よりも心から敬愛する明星の巫女イブノイルの変わり果てた姿を前に暴走。全ての「真実」を知るため、「この世の終わりに来る者」に施された封印を解き放ってしまう。
- 真実を知ること。それは、神の意思を知ること…すなわち、男神プロマシアの意思と一つになること。彼は躊躇することなくプロマシアの「器」に施された封印を解く。
- そして男神に取り込まれ真実を知るも、彼が得た真実とは絶望に満ちたものであった。
- 結果として男神は討ち滅ぼされ、取り込まれた多くの魂と共に彼も母なるクリスタルの許へ還り「完全な存在となる」という当初の目的こそ果たされることとなったが…時を経ずして戻ってくる事になる。
- クリューであることの強いコンプレックスもさることながら、イブノイルへの敬愛が彼を突き動かしていたのは想像に難くない。もし彼が性急に事を運ばずに、運命を受け入れたのならば、優れた才能を別の形で発揮できていたのかもしれない。
- エシャンタール (Esha'ntarl)
- プロマシアミッションの主要登場人物の一人。女性。
- ジュノ大公国の首相にしてアルマター機関の幹部でもある。ナグモラーダの上司にあたるようだ。ジュノ大公国での地位は高く、他国との交渉においてカムラナートの代理を務めることもあるほどである。[26]
- その正体は古代より悠久の時を生きてきたジラート、正しくはかつてクリュー人であったジラートの生き残りである。ミルドリオンは仮の名で、エシャンタールの方が本名。
- 自身の時は止まったまま数十年前に目覚めたカムラナート、エルドナーシュ、ナグモラーダおよびアルマター機関の上層部の者達とも、肉体は既に亡び思念だけをこの世界に留めているグラビトン、イブノイルとも違い、永遠の命をもって1万年の時を生き過ごしてきた。
- 何故1万年も生きてこられたのか。「あるまがつみの結果」と彼女は語るが、神都アル・タユにある「虚ろの器」と呼ばれる装置によって自らの内の「虚ろなる闇」を消し去っており、その影響で不老の身体と心を読む力を得たのである。
- カムラナートの代理人として、ミッション進行のつじつまあわせにも一役買っている。
- ジラートの時代。男神プロマシアの復活を阻止するべく、「虚ろの器」に蓄積された虚ろを吸収し死んでいったセルテウスの遺言を受け、エシャンタールは永遠の命を持つものとして霊獣フェンリルに月詠みを願い、1万年後(冒険者の生きる時代)に「定めの地タブナジアに、定めの子(世界の終わりに来る者)が生まれ落ちる」との預言を受けた。
- エシャンタールは人としてはあまりにも長すぎる時間をかけてヴァナ・ディールの各地を旅し、膨大な知識と経験を得つつ、多くの人と出会いながら歴史の裏で暗躍し、「世界の終わりに来る者」を葬るための準備を進めていた。だがその過程で、ひとつの真実を知ることとなる。
- 「世界の終わりに来る者を人として殺しても、母なるクリスタルに還り再び戻ってくる。神として葬らなければならない」
- フェンリルの月詠みから1万年の後。エシャンタールはミルドリオンを名乗り、タブナジア大聖堂の枢機卿になっていた。全ては「定めの子(世界の終わりに来る者)」の前で「神の歌」を歌い、呼び出したプロマシアを葬るために。
- だが「定めの子」プリッシュは既に「暁の瞳」の能力により内なる「虚ろなる闇」を魔晶石に変えられ「世界の終わりに来る者」ではなくなっていた。
- 偶然にも同じ境遇となってしまったプリッシュをミルドリオンは自分のそばに置き、「忌むべき子」として扱われていたにも関わらずある程度の自由を与え、我が子のように見守り続けた。
- 天晶暦862年、クリスタル戦争の到来によるオークを中心とした獣人軍の侵攻、そしてタブナジア侯アルテドールの嫡子ロシュフォーニュが聖剣を暴走させ大爆発を引き起こしたことによりタブナジア侯国は滅亡、タブナジアの地は地形が変わりクォン大陸から隔離されるといった大災害に見舞われた。
- ミルドリオン(エシャンタール)は、タブナジア大聖堂に逃げ込んできたタブナジアの民(およびプリッシュ)を大聖堂の地下から港へと繋がる通路を開き民を避難させた後、姿を消した。数日後、ミルドリオンはサンドリア王国に姿を見せると、爵位を返上してそのまま行方知れずとなった。
- プロマシアミッションの始まりとなる天晶暦885年。バハムートおよび真龍達が覚醒したとき、エシャンタールはアルマター機関の一員として動いていた。ジラートの王がクリュー人の心を読むために作ったアミュレットによってプリッシュの動向を伺いつつ、不審な動きを見せるナグモラーダの動向にも目を光らせていた。やがてエシャンタールは冒険者の前に姿を見せ、謎の少年ことセルテウスの動向を探りつつ、プリッシュを見守るよう頼む事になる。
- 事態が進展し、ナグモラーダが自らの野心から暴走を始め、バハムートとの対決が避けられなくなった時、エシャンタールはプリッシュとウルミアと再会する。エシャンタールは二人と冒険者を前にして、バハムートの動向から「世界の終わりに来る者」が未だに存在することを明らかにする。
- バハムートとの対決へと赴く最中、ナグモラーダの襲撃にあい、冒険者がこれを退けるも、ナグモラーダは「神の歌」を歌いバハムートを呼び出して姿を消す。
- エシャンタールの前に姿を見せたバハムートは、「世界の終わりに来る者」はプリッシュではなく、神都アル・タユに存在するものであること、クリスタルラインの起動によりアル・タユを支える母なるクリスタルが力を失いつつあり墜落しかかっていること、そして墜落した際には開放された真の「世界の終わりに来る者」がヴァナ・ディールの全ての人間達を吸収し完全なるプロマシアとして復活を果たすため、セルテウスとの契約に基づき復活を阻止するべく人間達を滅ぼそうとしているのだと述べる。
- バハムートの主張に対し、エシャンタールはセルテウスがアル・タユの墜落を阻止する為に動いている事を伝えた。だが、冒険者がセルテウスの「計画」に動かされている事に気づいたバハムートは、態度を急変させ攻撃をしかけてくる。テンゼンはとっさの判断で「鳳凰丸」に宿していたフェニックスを開放させ、すんでのところで被害を最小限に食い止めバハムートを退かせるが、フェニックス(正しくはフェニックスの半身)は失われてしまう。
- やがて「ミルドリオン」として姿を見せたエシャンタールは、冒険者達に後の事を託し、自らはアルマター機関の監視者としてジュノに留まることを告げる。
- プロマシアを倒すことができたものの、結果として「世界の終わりに来る者」を再び母なるクリスタルへと戻してしまうことになったが、当面の危機は避けられたとエシャンタールは安堵する。
- しかしバハムートは依然としてリヴェーヌ岩塊群に留まっていた。これを重く見たエシャンタールは冒険者に調査を依頼。バハムートが母なるクリスタルを包む「虚ろなる闇」の胎動を察知したことを知る。[27]
- ブルートゥス (Brutus)
- ジュノ上層のチョコボ厩舎の主。種族はヒューム。
- 獣使いとしても高名であり、ジョブ習得クエストにも関連するほか、AFクエストの最初の2回は彼から受けることになる。[28]
- ガルムート (Galmut)
- ジュノ上層の民家に住んでいるガルカ。
- ジュノに着たばかりの頃、詐欺にあってしまい人間不信になっていたところ、ナリヒラ(Narihira)によって時計塔の整備の仕事を進められ、立ち直る。
- いつも工房橋に佇んでいるヒュームの女の子のコレット(Collet)の兄代わりになっている。
町・村[]
セルビナ (Selbina)[]
- アベラルト (Abelard)
- セルビナの町長。種族はヒュム。
- 「石碑クエ」のオファー役として有名。[29]
マウラ (Mhaura)[]
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脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
- ↑ 3国共通のミッションである「魔晶石を奪え」では水晶大戦前のサンドリアの国情を垣間見ることができるが、長男であるトリオン王子が生まれる前からすでに見事な白髪で白髭をたくわえている。
- ↑ サンドリア所属の高ランク冒険者には、その剣の腕前がどれ程のものかを知っている者が多い。
- ↑ しかし、トリオンは彼女に対しライバルや失明させてしまった相手というものとは異なる別の感情を密かに抱いているようでもある。
- ↑ しかし、血のつながりによるものなのか、弟のピエージェ王子にはすんなり解読できるようである
- ↑ また舞踏会に参加していたことについて取材記者に「踊りはバトルダンスに違いない」と不敬罪もののコメントを書かれてしまう。
- ↑ 実際には単なる兄弟喧嘩のレベルであり、根の部分では互いに認め合っている。また、本人も自らを王の器ではないと漏らす一幕もある。
- ↑ サンドリアのミッション前半は、王子二人の兄弟喧嘩だけといっても過言ではない。
- ↑ 最初は成人していないが、サンドリアミッションを進めると成人の儀を経て成人する事となる。
- ↑ 彼ら2人より以前の「ミスタル家」と「レヴメル家」の両家当主は当時不仲であり、かつて30年前の調査団に参加したフランマージュ・M・ミスタル氏がボストーニュ監獄で謎の死を遂げた事についての意見で対立し、決闘をする事となった。 だが、決闘はサンドリアにおいて硬く禁じられた行為であり、事が王家に発覚したことにより両家は爵位を失う事となる。性格の違いから、やり方には相当な違いがあるが、両者共、自らの名を歴史に残し、家名を取り戻そうとしているところは共通である。
- ↑ ちなみにフランマージュ・M・ミスタルは本物(青)の祖父。父はレゼルビュー・M・ミスタル、母はレフィーヌ。ミスタル家はレゼルビューの代に伯爵位を剥奪された為、正確には本物(青)のフルネームは「M」が取れて「ルーヴランス・ミスタル」である。
- ↑ 元神殿騎士の彼が開いた酒場には、王国や教会の内部事情に精通した客も足を運んでいるようで、赤魔道士のAFクエストではそのような客との会話をきっかけとしてストーリーが進む。 一方で、赤魔道士のAFクエストでのValderotauxは、噂好きな性格のために話に首を突っ込んできているという一面も覗かせている。元神殿騎士で酒場の料理も質素なものに限っていると聞くと、頑固一徹の騎士精神一途な人物を想像してしまうが、話の分からない堅物といった感じの人物ではなく、会話の端々にユーモアも感じさせる。
- ↑ ちなみに、アルタナの神兵で追加された踊り子のジョブ取得クエストにも顔を出している。
- ↑ 言葉の真意や背後にある想いを判別できるのは、共和国政府の中ではシドやルシウスだけである。
- ↑ 冒険者の時代(今の時代)に入ってから、コンクェスト政策の一環としてザルクヘイム地方の奪取を円滑にすべく、北グスタベルグのガードポイントをコンシュタット高地付近へと移動する命を出した人物でもある。その命令は設定のみならず実際にゲーム中にも反映され、古参のバストゥーク所属冒険者達には大統領の宣誓パッチとして語り継がれている。
- ↑ 彼こそが実は現在の語り部である。しかし、自由をこよなく愛する彼は語り部であることを告白することで周囲の期待や尊敬を集めることを何よりも嫌った。だから隠し通してきたのである。 だが、心の拠り所を失った仲間達の抱える悲しみや怒りを知って現状のガルカ族を憂い、ついに自らの正体を明かすこととなる。 そして今のガルカ族を縛り付ける語り部信仰を捨て、新たな生き方を模索することを提示するのである。 なお、彼の親友であり、また保護者でもあったウェライはすでに彼が語り部として転生していたことに気づいていたようだ。そして知りながらも彼の生き様を尊重してあえて知らない振りをしていたのである。
- ↑ ヒュームに名付けられた通り名「ウォークラウド」を嫌い、本名で通している。
- ↑ パルブロ鉱山にてドラゴンと対峙するが、不意を突かれてあっさり倒される。また、アトルガン皇国にも訪れている。
- ↑ その秘密はウィンダスミッションが進むとともに冒険者にも明らかとなる。
- ↑ ウィンダス連邦所属の黒魔道士であることと彼女の性格から、ガンダムの別称である連邦の白い悪魔になぞらえたもの。公式なものではなく冒険者(ユーザー)間での異名。
- ↑ 魔封門の札取得クエストでは、お土産として渡すと涙を流して喜ぶほか、限界クエスト4「天かける雲のごとく」では“ロランベリーに目が無い女”とまで言われている。なお、魔封門の札取得におけるロランベリーが好きという設定はウィンダスミッション「三大強国」終了報告時に、お土産が無くてすねるクピピたんにプレゼントがしたい!というユーザーの希望を開発が汲み取り実装されたものである。
- ↑ 語尾に「~なの」をつける独特のしゃべり方をする。その言い回しの舌足らず感に反して、結構な毒舌家。そのギャップによる印象からか、ファンも多く、ヴァナ・ディール トリビューン Vol.24 2004.04.30号では、ウィンダス好感度ランキングで3位に入選している。ちなみに1位はシャントット、2位はアジドマルジドであった。
- ↑ フェ・インのUtukkuが迷える球根を落とすのはシャントット博士によるオニオンオバケの呪いのせいだという噂とされている。
- ↑ クエスト「世界に在りて君は何を想うのか?」では突然来訪したプリッシュに手を焼く、あらゆる面で今でも苦労の耐えない青年である。
- ↑ その後、ジラートミッション『デルクフの塔再び』をクリアしてから、天晶堂のアルドに話し掛けると、フィックが植えていた種が芽吹いたことを知ることが出来る。 芽が出るはずがないと思っていたアルドや街の子供達の前に、フィックの魂が現れ、自分の夢をフェレーナ達に託し、静かに消えていく………。
- ↑ 彼の目的は、「真世界」アル・タユへの扉を開き、自らの完全性を取り戻すこと。
- ↑ もうひとつの名前は、タブナジア大聖堂の枢機卿ミルドリオン。 プロマシアの呪縛ストーリーの序盤から名前だけは出てきているものの、行方不明という設定であったため、まさかアルマター機関の要人エシャンタールと同一人物であるという設定であった。
- ↑ 更にエシャンタールは独自の調査でソ・ジヤで「虚ろなる闇」の奇妙な反応を発見し、虚ろ対策を施した調査団を派遣。偶然鉢合わせた天晶堂のアルドと共に「意思を感じ取れる黒水晶」を見出す。そこで冒険者をプロミヴォンへと向かわせ、3つの「意思を感じ取れる黒水晶」を発見させる。エシャンタールは、それらが既に亡き者となっていたナグモラーダ、カムラナート、そしてエルドナーシュのものであると感じ取った。 改めてバハムートと会合したエシャンタールは現世に蘇ろうとする4人の「虚ろの化身」との最終決戦を決意。プリッシュをはじめ一連の出来事に関わってきた人物達、そして冒険者と共にアル・タユの母なるクリスタルの前に集う。ウルミアが神の歌「石の記憶」を歌い終わったとき、闇の王、ナグモラーダ、カムラナート、エルドナーシュが姿を見せ、さらにもう一人現れた人物が抱えていた魔晶石が砕けたとき、全てを決する戦いが幕を開けることとなる・・・。
- ↑ チョコボ乗り免許証を発行してくれる人物としても有名であるが、片手斧の使い手でもあり、EVWS修得クエスト「信じるは己の腕」も、彼から受けることとなる。チョコボ育成関連のイベント、クエストでも重要な役割を果たす。
- ↑ * ある冒険者の足跡:クエストの内容
- 各地に残る Stone Monument(石碑)を町長が手渡す「セルビナの粘土」で表面を写して持ち帰る。
- 具体的には「セルビナの粘土(Rare Ex)」を石碑に対してトレードして「碑文を写した粘土(Rare Ex)」を入手し、それを町長にトレードする事で報酬がもらえる。
- 報酬を受け取る時にクエストを継続するかを聞かれ、継続すると再び「セルビナの粘土」をもらえる。
- 粘土を受領後に、改めてアベラルトに話しかけると、まだ石碑クエをクリアしていないエリア名を一つ挙げてくれる。
- 以前は、オファーを受けるときは名声は必要なかったが業者対策により一定の名声が必要になり、連続してクエストを行うには地球時間で24時を過ぎる必要ができた。これはキャラクターを多数作成し、それらを集団でセルビナに移動させオファーを受けた後、移動系のチートツールを使ってソロムグやバタリアの石碑を巡ってギルを稼ぐというもの。
- 今では1日1回オファー制限は解除されたが、代わりにレベルが一定以上でないとオファーを受けられなくなった。
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